前職は契約社員としてホテルや商業施設で清掃の仕事に就いていました。ホテルでのベッドメイクや客室清掃を3年ほど経験した後、商業施設での日常清掃・定期清掃の立ち会い業務などを行っていました。そのような中、転職を考えていた時期に当社の求人を見つけたのが入社のきっかけです。幼少期に小田急沿線に住んでおり、安定した会社で働きたいなという思いもあって、半ばダメもとで応募したところ、ご縁があり入社することができました。今までの経験が活かせるうえに、正社員として採用していただけたことに感謝しています。
現在は主に、首都圏にある複数の施設での、当社臨時従業員あるいは協力企業が行った日常清掃や定期清掃の管理業務を行っています。そのほか、契約通りに清掃作業が遂行されているかを管理する「インスペクション」も担っています。インスペクションは、清掃業務の品質を客観的に評価することでそれを行う者を「インスペクター」と呼びます。インスペクターは、実践的な清掃技能や知識が要求されるため、有資格者が担当します。私は当社に入社後、2年ほど経過した頃に資格を取得しました。担当物件はマンションやホテルなどさまざまですが、一つひとつの建物の規模が大きいため、インスペクションで巡回するのは1日1件ずつほどです。マンションにおいては共用部分を中心に行い、ホテルにおいては各階エリアと部屋などを細かく巡回していきます。たとえば、汚れが落ちにくかったり、見落としがちになったりしてしまう箇所をインスペクションで見つけた場合、インスペクターはその改善方法を現場責任者と一緒に考え、マニュアルなどを提示することも求めます。裁量が大きく、責任のある仕事ですが、インスペクターとして関わった施設が、綺麗で清潔な状態を保つことに繋がっているのを目の当たりにすると、やりがいを感じます。
職務上、現場責任者やお客さまなどたくさんの人と関わる機会が多くあります。コミュニケーションを円滑に行うために、基本的には電話ではなく、直接会ってお話することを心がけていますね。また、仕事において、馴れ馴れしくなりすぎないことも意識しているポイントです。コミュニケーションが大事といえども、私たちの仕事は、いかに建物がいつも美しく保たれているかにかかっています。その点を忘れないように、プロとして節度をわきまえてお客さまと接することを意識しています。お客さまもそういった私たちの真摯な姿勢を高く評価してくださり、責務を全うする中で固い信頼関係を築けていると感じています。
「この人に任せておけば大丈夫」といわれるような、信頼される人になることが目標です。そのために、日々の業務に徹することはもちろん、帳票作成などの苦手分野の克服にも引き続き努めていきたいです。そして私は、インスペクターとして今後も高い水準で清掃管理を行っていきます。当社にはインスペクターの資格を取得しているメンバーも多く、会社が資格取得に向けて強いバックアップを行ってくれました。資格を取得することによって、明らかに清掃スキルや特別清掃などの知識も習得できており、自分の成長が新たな課題をクリアに導く力になっていることを実感しています。これからも自己研鑽に励み、お客さまから「ありがとう」と感謝していただけるように邁進していきたいと思います。
業務内容についていろいろと不安な部分はあるかと思いますが、入社後は、設備が整った当社保有の研修センターにて先輩社員たちによる教育を受けることができるので安心してください。私も教育を受けてしっかりと独り立ちしました。働くうえで大切なのは、元気よく挨拶できることであったり、人ときちんと話ができることだったりと基本的なことです。私は当社で、責任のある立場として日々仕事に就かせてもらっていますが、まったくといっても良いほど不満がありません。未経験だからとか、皆とうまく馴染めるかとか不安に感じることは一切ありませんので、一緒に働ける日を楽しみにしています。